PSA鑑定4,298枚の結果を全公開|PSA10率90.1%・費用1,574万円・納期を実データ分析
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結論
2024年1月22日到着分〜2026年9月4日完了分のPSA提出139件・4,298枚を注文単位で集計したところ、PSA10は3,874枚・PSA10率は90.1%でした。支払総額は15,745,760円、1枚あたりの実質費用は3,664円、PSA到着から鑑定完了までは平均53日・中央値58日です。2024年から2026年にかけて1枚あたりの費用はおよそ2倍になり、納期も伸びています。この記事では、その内訳をすべて公開します。
※本記事の数値は運営者提供の自社実績です。PSA10の取得を保証するものではありません。
「PSA鑑定に出すと、どのくらいPSA10が取れるのか」「1枚あたりいくらかかるのか」「最近はPSAの納期が長くなっているのか」。PSA鑑定を使っていると、一度は気になる話だと思います。
トレカめんつゆでは2024年から継続的にPSAへカードを提出しています。今回、2024年1月22日到着分から2026年9月4日完了分までのPSA提出139件・合計4,298枚について、注文単位ですべて集計しました。

PSA鑑定4,298枚の集計結果
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 完了した提出数 | 139件 |
| グレーディング枚数 | 4,298枚 |
| PSA10 | 3,874枚 |
| PSA9 | 235枚 |
| PSA8 | 93枚 |
| PSA7以下 | 84枚 |
| NG(グレードなし) | 12枚 |
| 支払総額 | 15,745,760円 |
| 1枚あたり平均費用 | 3,664円 |
| 到着から完了までの日数 | 平均53日/中央値58日 |
PSA10率は90.1%だった

4,298枚のうち3,874枚がPSA10でした。
3,874 ÷ 4,298 = 約90.1%。今回の集計では、提出したカードのおよそ10枚に9枚がPSA10になっています。
ただし、この数字を見て「PSAに出せば9割はPSA10になる」と考えるのはおすすめしません。PSA10率は、提出前の選別・センタリング・白かけ・表面傷・凹み・印刷線・カードの種類・発売時期・保管状態などで大きく変わります。今回の90.1%は、あくまで提出前に選別したうえで出した結果です。
グレードの区分そのものについてはPSAグレードの意味と見方にまとめています。
再ホルダーを除いてもPSA10率90.0%
今回の4,298枚には、再ホルダー化を目的とした提出も含まれます。再ホルダーは21注文・50枚あり、基本的には既存のグレードが引き継がれます。
そこで再ホルダー50枚を除外し、新規グレーディングの4,248枚だけで計算しても、PSA10率は約90.0%でした。再ホルダーによって率が高く見えているわけではありません。
PSA9は235枚、PSA8は93枚
PSA10にならなかったカードで最も多かったのはPSA9の235枚で、全体の約5.5%です。PSA8は93枚、PSA7以下は84枚でした。
提出前に状態を確認していても、「これなら10だろう」と思ったカードがPSA9になることは珍しくありません。肉眼では判断しにくい微細な表面傷、光に当てないと分からない擦れ、わずかな白かけ、印刷由来の線、センタリングなどが影響していると考えられます。
この2つは特に効きやすいので、判断基準を別記事にまとめています。
NGは12枚。最も多かった理由は「再着色の痕跡」

4,298枚のうち、グレードが付かなかったNGは12枚(約0.28%)でした。
| NGの理由 | 枚数 |
|---|---|
| 再着色の痕跡 | 8枚 |
| トリミング | 1枚 |
| 用紙改変 | 1枚 |
| 最低グレード未達 | 1枚 |
| 判定なし | 1枚 |
最も多かったのは再着色の痕跡で8枚。PSAではカードの状態だけでなく、加工や改変の有無も見られます。中古カードや高額カードを仕入れて提出する場合は、傷や白かけだけでなく「過去に手が加えられていないか」という視点も必要になります。
PSA鑑定に実際いくらかかったのか
139件の提出にかかったカード決済総額は15,745,760円。合計4,298枚なので、1枚あたり平均3,664円です。
この金額にはグレーディング料金・返送料・保険料・消費税などが含まれます。PSA側の決済情報では各費用を完全に分解できないため、今回は実際にカード決済された総額を基準にしています。
そのため「PSA公式サイトに書かれているグレーディング料金」と「実際の1枚あたり支払額」には差が出ます。サービスレベルごとの正式な料金・区分はPSA公式の「料金とサービス」で確認してください(本記事は2026年9月時点の集計です)。原価を考えるときは、表示されている鑑定料金ではなく最終的な決済総額で見るのが実務的です。
料金と納期の仕組み自体はPSA鑑定の料金と期間の目安で解説しています。
1枚あたりの実質単価は年々上がっている

| 年 | 1枚あたり平均費用 |
|---|---|
| 2024年 | 2,388円 |
| 2025年 | 3,459円 |
| 2026年 | 4,869円 |
2024年から2026年にかけて、1枚あたりの平均支払額はおよそ2倍になりました。主な理由は、利用するサービスレベルが変わったことです。
2024年はBulk Special系など1枚2,000円台で提出できるサービスの利用が多く、2025年から2026年はValue、Value Bulk 65など1枚3,000〜4,000円台のサービスの割合が増えています。
仕入れ・販売の一部としてPSAを使う場合、この原価上昇は無視できません。1枚2,500円で組んでいた計算が実質4,000円以上になれば、カード1枚あたりの利益は1,500円以上減ります。大量に提出する人ほど、サービス選択がそのまま利益率に効いてきます。
PSAの納期はどのくらいか

139件について、PSA到着日から鑑定完了日までの日数も集計しました。結果は平均53日・中央値58日です。
ただし年度による差が大きく、2024年は平均で約2週間と比較的短期間で完了していました。一方、2026年Q2到着分は平均78日まで伸びています。最も長かった注文は144日でした。
いまは「2か月前後」で見ておくと安全
今回の中央値は58日でした。通常のValue・Bulk系サービスであれば、現時点では約2か月を一つの目安に考えておくとよさそうです。もちろん注文状況やサービスレベルで変動するため、必ず58日で戻るという話ではありません。
大量提出の場合、販売資金がその期間ずっと寝ることになります。100万円分のカードを提出して2〜3か月販売できない状態が続けば、キャッシュフローへの影響も出ます。PSAをビジネスとして使うなら、「PSA10になるか」だけでなく何日資金が拘束されるかまで含めて考える必要があります。
返送後にやることはPSAから返送されたらまずやることにまとめています。
サービス別の結果:料金の高さとグレードは連動しない

Regularは1枚約11,777円、PSA10率65.8%
高額カード向けにRegularなどの上位サービスを使うこともあります。今回のデータではRegularは38枚、支払総額447,510円、1枚あたり約11,777円でした。
このうちPSA10は25枚で、PSA10率は65.8%。全体の90.1%と比べるとかなり低い結果です。
ただしこれは「Regularに出すとPSA10が取りにくい」という意味ではありません。Regularを使うカードは高額カードや古いカードが中心で、新品カードが多いBulk提出とは性質が違います。単純比較はできません。それでも、鑑定料金を高く払えばPSA10が取りやすくなるわけではないという点は押さえておく価値があります。
Super Expressは1枚36,930円、結果はPSA9
今回Super Expressを利用したカードは1枚で、支払額は36,930円、結果はPSA9でした。
PSAのサービスレベルは、料金を多く払えば高いグレードが付くという仕組みではありません。料金差は主にカードの申告価格・処理スピード・サービス内容によるものです。高額カードほど鑑定料金も大きくなるため、PSA9だった場合の利益差も大きくなります。
この数字をそのまま自分に当てはめない方がいい理由
数字を出しておいて逆のことを書きますが、90.1%という率はそのまま他の人に当てはまるものではありません。理由は3つあります。
- 提出前に選別している:状態の怪しい個体は最初から出していません。選別なしで出せば率は下がります。
- カードの構成が違う:新品に近いカードの比率が高いほど率は上がります。古いカード中心なら別の数字になります。
- 時期の影響がある:発売時期・保管状態・輸送状況で結果は動きます。同じカードでも個体ごとに違います。
逆に言えば、選別の精度がそのまま率になるということでもあります。提出前のセルフ査定の手順はPSA鑑定に出す前のセルフ査定に、鑑定会社ごとの違いはトレカ鑑定会社の違い|PSA・BGS・ARSの特徴と選び方にまとめています。
PSA鑑定で効くのは「提出前」
4,298枚を提出してきて言えるのは、PSA鑑定は「出してから」より出す前の判断で結果がほぼ決まるということです。送った後にできることは基本的にありません。
- カードを仕入れる
- 状態を確認する
- PSA10候補を選別する
- サービスレベルを選ぶ
- PSAへ提出する
このうち1〜4で収益の大部分が決まります。特に、PSA10の想定価格 − 仕入価格 − 鑑定原価 − 販売手数料を事前に計算しておくこと。PSA10になっても利益がほとんど残らないカードなら、出す意味は小さくなります。逆にPSA9でも利益が残るカードなら、リスクを抑えて出せます。
提出時の梱包はPSA鑑定品の梱包方法にまとめています。
PSA10率だけを追わない
PSAをやっていると「PSA10率95%」「100枚出して98枚PSA10」といった数字に目が行きがちです。PSA10率は重要ですが、ビジネスとして見るなら本当に重要なのは利益額です。
たとえば同じ100枚提出でも、PSA10率95%で利益10万円のAと、PSA10率80%で利益30万円のBなら、事業としてはBの方が優秀です。
そのため、PSA10率だけでなく、鑑定原価・仕入価格・PSA10販売価格・PSA9販売価格・販売手数料・回転期間・最終利益まで一緒に見る必要があります。
まとめ
139件・4,298枚のPSA鑑定データを集計した結果は次のとおりです(対象期間:2024年1月22日到着分〜2026年9月4日完了分)。
- PSA提出:139件/鑑定枚数:4,298枚
- PSA10:3,874枚(PSA10率90.1%)
- 再ホルダーを除いた新規鑑定4,248枚でもPSA10率90.0%
- PSA9:235枚/PSA8:93枚/PSA7以下:84枚/NG:12枚
- 支払総額:15,745,760円/1枚あたり平均:3,664円
- 1枚あたり単価:2024年2,388円 → 2026年4,869円
- 到着から完了:平均53日/中央値58日/最長144日
大きな変化は鑑定単価の上昇と納期の長期化の2点です。以前と同じ感覚で大量提出すると、思っていた以上に原価がかかり、資金も長く拘束されます。一方で、提出前にしっかり選別して利益計算をしたうえで使えば、PSAは今でも有効な選択肢だと考えています。
次にやること:手元のカードを1枚選んで、提出前のセルフ査定の手順どおりに見てみてください。出すか出さないかの判断が、そのまま利益になります。
※本記事の数値は運営者提供の自社実績です。PSA10の取得を保証するものではありません。料金・納期・サービス区分は変動するため、最新情報はPSA公式でご確認ください。集計時点:2026年9月5日。


